ユリ辞典

ユリはどんな花?

ユリも日本人の方々がこよなく愛するお花のひとつです。

【ユリとはどんなお花なのか?】

ユリは、北半球・亜熱帯から亜寒帯に約96種が分布する球根植物です。日本にはその中の15種が自生していると言われています。その中でも6~7種は日本だけ分布している固有種です。

ユリは山野の草地、里山の疎林の傾斜地といった場所、そして海岸の岩場、砂地と言った水はけがよく、適度に日射しのあるエリアに自生します。

花の姿や性質はまちまちであり、一言で語ることができませんが、野生種は花姿で6系統に分けることができ、園芸品種の方は、8系統に分けることができます。

秋に球根を植え付けた場合には、初夏から夏頃に綺麗な花を咲かせてくれます。 野生種のユリに風情を感じている人たちもいますし、園芸品種にはない花色や、ゴージャスな感じ、そしてかわいらしさを楽しんでいる人たちも大勢います。

【日本人に親しまれているユリ】

日本人の方々には、親しまれているユリは、 スカシユリとも呼ばれているアジアティック・ハイブリット、カサブランカなどのオリエンタル・ハイブリッド、テッポウユリ、ロンギフローラム・ハイブリッドなどなどです。

【野生種の分類】

テッポウユリ亜属〔Leucolirion〕は、おおかたアジアに多く分布する系統です。 テッポウユリ、ササユリ、オトメユリ、タカサゴユリ、リーガル・リリー、マドンナ・リリーなどです。

ヤマユリ亜属〔Archelirion〕は、日本に自生し、ヤマユリ、サクユリです。

スカシユリ亜属〔Pseudolilium〕は、ヒメユリ、エゾスカシユリ、ヒメユリなど。

カノコユリ亜属〔Martagon〕は、 カノコユリ、マルタゴン・リリーなど。

シノマルタゴン亜属〔Sinomartagon〕は、オニユリやヒメユリなどです。

そして、リリオティプス亜属〔Liriotypus〕マドンナリリーの6系統です。

【園芸品種の分類】

アジアティック・ハイブリッド〔Division1〕〔交配〕は、エゾスカシユリ、オニユリ、ヒメユリなどが元となる系統です。

マルタゴン・ハイブリッド〔Division2〕は、マルタゴン・リリーとタケシマユリを掛け合わせて作られました。

キャンディダム・ハイブリッド〔Division3〕は、 マドンナ・リリーを中心とし掛け合わせた系統です。

アメリカン・ハイブリッド〔Division4〕は、北アメリカ原産種を元にしています。

ロンギフローラム・ハイブリッド〔Division5〕は、テッポウユリとタカサゴユリを掛け合わせて改良したものです。

トランペット・オーレリアン・ハイブリッド〔Division6〕は、リーガル・リリーやキカノコユリ、アジア産のテッポウユリ系が元です。

オリエンタル・ハイブリッド〔Division7〕は、 日本に自生するヤマユリやササユリ、カノコユリを中心として改良されました。

そして、その他の交配種〔Division8〕 があります 。異なる系統の品種同士を掛け合わせています。 LAハイブリッド、LOハイブリッド、OTハイブリッドなどです。